本日は、一戸建て住宅の玄関シリンダー交換のご依頼でお伺いしました。
玄関ドアには上下に鍵穴がある2個同一キー仕様で、1本の鍵で上下どちらも操作できるタイプ。
取手は親指でラッチを引っ込めて扉を開けるサムラッチ錠です。

■ご依頼の背景
お使いの鍵は、ギザギザした従来型(日式)のキー。
「防犯性をもっと高めたい」とのことで、ディンプルキーへの交換をご希望でした。
ディンプルキーとは、表面にくぼみ(ディンプル=えくぼ)がある鍵で、ピッキングに非常に強く、防犯性の高い仕様です。
実際には「ディンプル(dimple)=くぼみ」という意味から来ています。
■室内側の構造
上部の鍵は、通常通りサムターン(つまみ)で開閉可能。
下部の鍵は、サムターンが着脱式で、日頃から外して使われていました。
これは、サムターン回しという侵入手口への対策になっており、より安心できる設計です。

■ 使用した製品
今回交換したのは、日本の大手鍵メーカー**美和ロック(MIWA)**の製品。
- 上部シリンダー:LE-14
- 下部小型錠前:TE-01
美和ロックは、日本の住宅用錠前シェアの約6割を占めるトップメーカー。
信頼性の高い製品で、住宅の安全をしっかり守ってくれます。

■ 施工完了
上下2箇所の鍵交換が無事完了。
鍵穴の周りにある黄緑色のリングは蓄光仕様で、昼間に光を蓄えて、夜になるとほんのり光ります。
暗い中でも鍵穴の位置が分かりやすくなり、便利さも防犯性もアップしました。

「見えない安心」をしっかり形にできた施工となりました。
防犯対策をご検討中の方は、ぜひご相談ください。